院長より

他の医療機関への紹介状はお気軽にご相談ください
■セカンドオピニオンについて■
 Second(2番目の)Opinion(意見)の意味を持ちます。 患者さんが治療に関してよりよい決断をするために、"初診時の医師−患者"以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、あるいは意見を求める「行為」を指します。 このように複数の専門家の意見を取り入れることにより、より適した治療法を患者自身が選択していくべきと言う考え方に沿ったものです。
 ある疾患に対してすべての医師が全く同じ診断を下し、全く同じ治療法を選択するということはそれほど多くありません。特に難治性の疾患や、癌など生命に係る疾患に対しての治療法はいくつかの選択肢がある事が多く、医師個人の判断や、各医療機関の設備の関係から、異なる治療法を提示される局面が多々あります。したがってご自身の疾患・治療に関して、他の選択肢が無いのか?よりよい治療法は無いのか?という疑問をお持ちになった方は、遠慮なくセカンドオピニオンの希望をお申し出ください。病状や経過などが記載された紹介状を作成し、なるべくご希望に添えるような医療機関へ紹介いたします(当方から適切な医療機関をお勧めする場合もあります)。

■病診連携(びょうしんれんけい)について■
 「高度な専門的技術や先進医療施設を持った病院」と「診療所・開業医などのかかりつけ医」との連携のことを指します。
診療所・開業医などで診療を受け、精密検査や手術・入院などが必要であると判断された場合、病状や経過などが記載された紹介状を作成し、病院へ紹介します。
 その後、快方に向かい外来診療に移行し、病状が安定したら今度は病院から診療所・開業医へ紹介します。
このような仕組みを利用することにより、双方の医師が連携を取りながら地域医療における効率的な医療提供が実施され、医療費の削減をはかることができます。